すこしかじり虫

多趣味で結局無趣味。なんでも中途半端。そんな性格の人が書いてるブログです。

ボーン・アルティメイタム

リメイクが続々出てくる中、満足の行く内容でない続編が乱立する中、
この映画はすばらしいと思う。
マットデイモンのはまり役だ。
というか、彼が創りあげていったのだな、ジェイソン・ボーン
生身の人間である、ということが前面に出ててどこかのスパイ映画とはまったく違う。
人の命を奪うことに躊躇はないが、苦悩するし、後悔する。
「記憶がない」というキーワードをうまく使って三作続けてきた、と思う。
面白いのはニッキー。
彼女こそはまり役だと思う。三作ともに出てくるが、それぞれにいい味だして重要な役を担う。
オーメンの母親役なんて似合わなかったよ。
アルティメイタムでは、もしや昔ジェイソンと付き合ってた? と思わせるシーンもある。
  
三作とも映画全体の温度が同じように感じる。
続編を作るにしたがってパワーアップしなければ、と考えていない。
むしろ故意に温度を保ったまま、続いている。
飽きるわけでもなく新鮮さも持ってる。不思議な魅力がある。
これで終わってしまうのだろうか?
ジェイソンの過去の活躍などを映画にしようとするプロデューサーが出てきそうだけど。
つまらない映画なら作ってほしくない。