洋風居酒屋。
最近弘前にできた店。あえて名前は明かさない。
20人ちょっとで会費4000円。・・・安くはない。
飲み放題。
食い物はシェフ任せ。次々と間隙がありながら運ばれてくる。
ベーコン?の厚切りの載ったサラダ。
炒飯というか焼き飯。一人当たりれんげで換算すると3〜4杯。スパイスも足りない。
ナチュラルカットのポテトのフライ。塩が効いていてうまい。でも明らかに冷凍もの。
すきっ腹に芋焼酎のロック。ワンフィンガーだ。
すきっ腹に辛い。
トイレに行った帰り、厨房へ。
別料金を払ってもいいから、何か料理を頼もうと思った。
「次の料理は何ですか?」と聞いてみた。
シェフが迷惑そうな顔で「ピザとパスタが出ます」と。
それでいっぱいいっぱいのようだ。別の料理を作る余裕がなさそうだ。
というか、最初から決めたものしか作らないつもりかもしれない。
俺も酔ってたから素直に引き下がろう。
悪酔いするのは目に見えているのに・・・・・
ピザ。らしきもの、というか煎餅? 女性の中では口をつけない人もいる。
パスタ。トマトソースのスパゲティだ。パンチがない。タバスコがほしい。
飲みすぎだ。
具合が悪くなった。
トイレに駆け込む。
鍵、かかってる。
近くの洗面所へ。
この夜、口にしたものを返却。
トイレが空くとすぐ駆け込み、便器へ。
落ち着くと、トイレを出る。
厨房から出てきたシェフとすれ違い、シェフは「ひどいですね」と。
俺は「すいません」と恐縮しつつも店を出る。
・・・・「ひどいですね」とは、「こんなに店の洗面所を汚して、あなたはひどいですね」
と言う意味にとらえられる顔つきだった。
二度と行かない。行けない。恥ずかしくて。申し訳なくて。
歓送迎会の前にラーメン一杯でも食ってたら、と後悔。時間はあったのに。
頭に残るのはシェフの「ひどいですね」
店を心配するのも当然だが、居酒屋で酔客を相手にする以上、客の体調を気遣うのも大事なのでは。
料理がもっと楽しめたらよかったし。
一番おいしかったのは、ポテトのフライ。冷凍品。