すこしかじり虫

多趣味で結局無趣味。なんでも中途半端。そんな性格の人が書いてるブログです。

監督フランク・ダラボン「ミスト」

ティーブンキング原作。ホラー映画。
マジェスティック」に出てた役者を二人覚えてる。
ショーシャンクの空に」で囚人役をやった男を一人見つけた。
あとの展開が予想できず、ラストはどうなるのかと思った。
  <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< ネタばれ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>
  
霧、と言うか煙に近い。
手を伸ばすとその手もかすんでしまう。
先に何があるのか、何がいるのか見えない。
ミストの中は異次元の世界。見たこともない、想像さえ出来ない生物が闊歩している。
触手、羽のある巨大な虫、それを食う鳥、地を這う巨大な虫。
霧の中に入り込んだ人間を次々と犠牲にする。
  
極限に追いつめられた人間たちのドラマだった。
疑心暗鬼。自分は騙されまいとする気持ち。絶望。宗教にすがりつく。集団に属していれば安心だという気持ち。
三人寄れば文殊の知恵、というが、ときに一人孤独の中で決断したほうが正しいときもある?
確かに一箇所に二人以上人間がいれば争いが起こる。
被害を最小限に、出来るだけ速やかにその争いを収めることが問題となるときもある。
外の怪物も恐ろしいが人間もまた恐ろしい。
・・・哀しむ人を見る哀しみはやるせない。
・・・・・・エンディングは後味悪かった。
  
主人公が寝ている間に何も起らなかったふうな物語の進行に違和感がある。