朝刊でＫＹＢの新たな不正が報じられた。
今日の寄付きに成行で売ってしまおうと、注文をセットした。
フル板を観察。
寄付き前に自分の保有銘柄の評価損益が昨日より明らかに下がっている。
「ああ、もう下がってるんだ｣と思い込んだ。
そして寄付き。ＫＹＢの株価はいったん少し下がって、元に戻った。
売りに出した理由は、底値で買い直したいから。
今より安い価格で買えれば、儲けは大きくなる。
その考えに固執してしまった。
値が元に戻ったのなら、もったいない。このまま保有し続けよう。
売り注文をキャンセルした。
そこからだ。大幅に動いたのは。下がる下がる下がる。
２，７５０円で買い付けた株が安値２，５４６円まで下がった。
｢何で売り注文キャンセルしたんだろう｣｢失敗した｣と。
フル板をただただ、ながめ続けた。
(今思えば、間抜けだなあ)
出勤。仕事をして、休憩。後場が終了している。
終値は２，６２６円。少し持ち直した。
この銘柄は将来上がると見込んでいる。長く所有するつもり。
だから少しくらい下がっても大丈夫だ。そう思い込んだ。
会社からの帰宅途中、急にひらめいた。
「ナンピン買い！！」
平均購入単価を下げられるじゃないか。
考えがそこに至らなかった。フル板をながめている間も。
まだまだダメだ。精進しなきゃ。
ところで、寄付き前に自分の保有する株式の評価損益は動かさないでほしいものだな。
