もう少し考えよう。
三葉が東京に行ったのは、彗星が最接近する当日?
髪を切った日。
その日の瀧は奥寺先輩とデート。
だから、デートプランを考えた三葉はそのデートプランを覚えていたら容易に瀧にあえたはず。
と、いうのは以前書いた。
その日、口噛酒を飲むことで瀧が三葉になったとき。
学校に行った朝、三葉の髪が短いことにテッシーとサヤチンは驚いている。
いつ切った?
前の日? 前の日東京に行った?
テッシーからの電話に「なんとなくサボった」そして祭りに誘われる。空を見上げ、彗星が割れる。
やっぱり当日東京に行ってるはず。いつ髪を切ったのか。
東京に行くとき、四葉に「私のデートじゃなくて」と言い訳をしている。
瀧と奥寺先輩とのデートのことは覚えている。
東京に着いたらそのことを忘れたのか。
三年前のその日も一日ずれている?
当日瀧に入れ替わったなら、東京には行ってない。
瀧も奥寺先輩とデートは出来てない、はず。
だって宮水のご神体のところにいたのだから。
微妙に入れ替わった日にちがずれているのかな?
でも許す。
感動したから。
「秒速5センチメートル」
「言の葉の庭」
見た。
男って思い出の中に閉じ込めてしまうもんなのだろうか。
思い出を超えることを許さないのだろうか。
超えるわけがない、と何かあきらめて生きていくんだろうか?
それに気づかず生きていくんだろうか?