まだ答えが出たわけではない。
ルール1・デイトレードは寄り付き直後の初動取引に限定する。
それ以外は勝率が低い。俺は。
少し前は「上方修正」や「増配」を発表した銘柄を中心に27銘柄のチャートを同時に表示できるアプリを起動させていた。
陽線が伸びたら、取引用のアプリ、HYPERSBI2で全板を起動して取引に持ち込む。ただ、27個のチャートのすべてが同じ値幅でもなく、同じ長さの陽線でも5円だったり100円だったり様々なので、見極めが難しかった。
それに「上方修正」や「増配」を発表しても必ず翌日に株価が蹴上がるわけでもない。
この手法での勝率はいいものとは言えなかった。
それに決算発表の時期も終わってしまった。
そこで、夜間取引で値が上がった銘柄に目を付けた。
日中の終値からPTSの取引値がグンと上がった銘柄をランキング表示してくれる株探のサイトを参考にする。
ルール2・上昇率1~2%の銘柄をヒートマップに落とし込む。
2%を超えて上昇した銘柄は翌日の初動で利確する方々の売り攻勢で下がってしまう確率が高い。特にその日ストップ高で終わった銘柄とかは。朝下がった後、上がる場合もあるが、その予測は難しい。俺にとっては。
特にPTSで出来高が上位の銘柄は要注目。
登録するヒートマップは松井証券の株価ボード。銘柄100で待機する。
チャートと違い、寄り付いたかどうかを確認できるし、寄り付いた後「赤」が濃くなったところを取引画面にもっていってエントリーするタイミングを計れる。
ルール3・HYPERSBI2のランキングで「寄り前気配上昇率上位」の上位半分の銘柄は無視する
ルール4・寄り付いた銘柄の取引は一拍置く
寄り付いたとたんにエントリーして何度失敗したことか。
値動きをしっかり見極める。
寄付き初動5分間が勝負。
引けに向けて大幅に上昇する銘柄もあるが、朝の時点でそれを保証するものはない。俺にとっては。
直近のIPO銘柄で、寄り前気配がS高気配だったものが寄り付くことなくそのままS高になってしまうだろうと思われた銘柄で、S高少し手前で寄り付いたものはおいしい。かなりの確率でS高となるからだ。あくまでも勝率は高い、と言えるだけだが。
ルール5・初動取引で勝っても負けても、その日の取引を終える。
値動きがはっきりした銘柄はエントリーする場合がある。
「引け成り作戦」だ。明らかに勝率が高いと思われる動きをするときだけ。
「S高ツンツン」状態も。S高になった後、日中に値が崩れて、崩れたけれども買いが強く、再び(三度)S高となりそうな銘柄に遭遇したときとか。
勝率は決して100%ではない。
しかし、勝率が高いことがわかってきた。
今だけかもしれない。
調子に乗ると大負けに終わるかもしれない。
やはり、ギャンブルはギャンブル。
この日は前日PTSで出来高順位7位の【5574】ABEJAで取引。
1000株 9630円で買い、9700円で売り抜けた。