すこしかじり虫

多趣味で結局無趣味。なんでも中途半端。そんな性格の人が書いてるブログです。

ついに、なつかしの!

バイクのキーとバーロックのキー

  
お昼前レッドバロンに電話。バイク入ってますか? と。
月曜の夕方入ってきた、と。あと整備するだけ、と。リアキャリアも入荷してる、と。
午後3時頃、取りに行くと約束をして電話を切った。
  
 ついにこの日が来たか。
  
タクシーを呼ぶ。メットとウェストバッグを抱えて乗り込む。
酒を飲んでもいないのに、しかも昼間にタクシーに乗るのってなんか変な感じ。
3時半前に到着。天気が良くてよかった。
  
契約を確認。オイルリザーブじゃなくてリアキャリアに変更した契約書に名前記入。ハンコ押す。残金払う。説明聞く。バイクと対面。「ちっちぇえ」という第一印象。説明聞く。またがる。キックする。エンジンかかる。アイドル低い。ちょっとふかして戻すとエンスト。ちょっと上げてもらう。信号待ちでもエンストしそうだ。メットをかぶる。・・・・そして、
  
 20年ぶりに公道に出る。
  
アクセルを回すとスピードが出る。体は風を受ける。気持ちがいい。
小さいながらもエンジンの鼓動を同じ空気の中で感じる。
シフトダウンするとエンジンブレーキがかかり、回転数も上がる。
マフラーから時折、パンパンと破裂音。
かすかに響き続けるチェーンの金属音。・・・すべて懐かしい。楽しい。
家に帰る前、日が暮れるまでにもう少し乗っていこう。
風上に向うと少しつらい。メットのシールドの中で風が渦巻き、目が痛くなってくる。
ウィンカーを戻すのを忘れがち。重い盗難防止装置を入れたバッグのベルトが肩に食い込んでくる。(ウェストバッグを肩から斜めに背負っていた)
それらマイナス面をすべて受け入れた上で、楽しい。面白い。嬉しい。買ってよかった。
  
 思い切って、買ってよかった。
  
日が傾き、寒くなってきた。帰路に着く。
メーターを見ると37km。結構走ったもんだ。北海道一周したときには一日300キロ走ったもんだが。
体がだいぶ冷えてしまった。少し休んで車に乗り、レッドバロンへ。バッグに入らなかったリアキャリアを受け取りに行く。あれから2時間経ってた。
「乗ってみて、どうでした?」と店長らしい人に尋ねられた。
「いやあ〜、楽しい。20年ぶりなんだけど、体は覚えているもんだね!」
これから休みの日が楽しみだ。のんびりと末永くバイクと付き合っていくことになるだろう。