すこしかじり虫

多趣味で結局無趣味。なんでも中途半端。そんな性格の人が書いてるブログです。

観光地としての青森市


日帰りで函館に行ってきた。

新幹線で。

新幹線は函館北斗に止まり、はこだてライナーですぐに函館に向かうことが出来る。ほぼ100%函館に向かうからか。

一度函館北斗で降りてみたいとも思うが、何があるかわからないし、次に函館行きが出るまで時間をつぶせるのかわからない。

函館駅。午前中なら朝市が楽しめる。活き活きしてる。人も品も。ちょうど、どこだかの中学校(小学校?)の体験学習を受け入れていて、子供たちが張り切っていた。タブレット片手にインタビューしてたり、トレイに載せた試食品を客に勧めていたり。

露店も屋内でも店頭の売り子は俺みたいなやつにも声をかけてくる。「いかがですか」「買物は?」

朝市もそうだが、赤レンガ倉庫群にも徒歩で行ける。

函館ビールは「お昼は貸切です」と店頭に札があった。入れない。

オルゴールの店。曲を選んでオリジナルなものが作れる。

クレープやアイスクリームのスイーツも充実してる。

修学旅行生がいっぱいいた。小学生かな。記念写真をしている一団から津軽弁が聞こえてきた。俺も小学校の修学旅行は函館だった。あのころは連絡船だった。

今まさに改装工事中のレンガ倉庫もある。イタリアンレストランらしい。入れ代わり立ち代り、なんだろうな。数年前に来たときは、サツドラなんてなかったもんな。

新撰組の模造刀やなんかを売っている所もあった。

ラッキーピエロ。念願のチャイニーズチキンバーガーを食う。甘辛いタレのついた唐揚が3個バンズに挟まっている。白いのはクリームチーズのソース? ハンバーグが挟まっているよりいい、好きだ。コーヒーもうまかった。

小腹を満たしたらまた赤レンガへ。

高校生らしき集団のパレードに出くわす。ジャックスパローみたいなのもいた。マリオの仮装した集団も。仮装行列か? だからパトカーもさっきから目立ってたのか。警官が交通整理をしている。

お土産屋さんの一画に「青森コーナー」があった。青函のつながりでやっているのか。青森にいたらどこの土産物屋でもあるものが並んでいた。感想はただ「しょぼい」 函館に来た人がこれを買うってのがあまり考えられない。マルちゃんの例のカップ麺とかリンゴのスライスを乾燥させたやつとかせんべい汁用のせんべいとか。北海道のお土産に比べたら・・・・

修学旅行生のほかに目立ったのが、外国人旅行客。中国人が多い。撮りたいところで立ち止まり写真を撮る、とか周りを気にしないところはあるが、日本人だってマナーの悪いやつはいるしな。

駅前に戻り、ラーメン屋を求めて反対側の海岸めざし、まっすぐ歩く。

適当に塩ラーメンを食う。うまかった。エルムのフードコートの塩ラーメンとは違う、かな?

今回は行かなかったが、市電で五稜郭にも行けるし、函館山にも行ける。

駅を中心に観光資源がいっぱいだ。

青森はどうか? 新青森駅の周辺は? 青森駅へ来てもらってからは? 青森以外に行く? 8月はじめしか人を呼べない? さくら祭り? 紅葉? スキー?

なにより、観光客への向き方が違うような気がする。おもてなしの心? ワラッセのガイドの人と函館赤レンガの店の販売員たちと何かが違うように感じる。まあ、もちろん違いはあるんだろうけど、根本の流れているもの、というか、観光地としての仕事への取組み方とか姿勢とか。学ぶべきものがまだありそうな気がする。

ラッセだけではないけど、私たち青森県人の多くがまだまだ観光地のホストとしては未熟だと感じる。

函館北斗発の新幹線で帰る。同じ車両から降りたのは俺ともう一人のビジネスマン。降りると、乗車を待つ人が一杯並んでいた。

「来てもらうところ」ではなくて「送り出すところ」なのかな、青森はやっぱり。

そして「通り過ぎるところ」か。

 

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一番左の通路から仮装行列がやってくる

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函館駅トイレ個室の張り紙