弘前に新しく出来た「釜揚げうどん」の看板の丸亀製麺に昼飯を食いに行ってきた。
12時50分ころ、駐車場の車からどんどん人が降りてきて、入り口に吸い込まれていく。
その光景に尻込みをした。
今日やめようかな、と思った。
次の休日はいつになるのかわからないから、意を決して車を降りた。
カウンターを囲むようにして行列が出来ている。
カウンターの中には若いアルバイトが男女7〜8人か。
重ねられたお盆がある。取ればいいんだろう。一枚手に取る。
注文口にいる女の子がなかなか俺のほうを見ない。
やっと目が合い、「かまたま、大」と注文する。受け取り口で麺の入ったどんぶりを受け取る。
受け取る前にカウンターの中で半熟卵を割りいれてくれてた。
「ごゆっくりどうぞ!」と言われた。
俺は行列から離れて、どんぶりの載ったお盆を持って席に着く。
かまたまにつゆは要らず、あとは醤油をかけて食うだけだ。席に醤油があるのが見えた。
俺の前後の人はカウンターから離れず、おそらくかけつゆに並んでいるんだろう、そう思った。
食い始めて疑問に思った。
俺、まだ金払ってないぞ・・・・・
きっと返却口で払うシステムなんだろう。そう決めて今はとりあえず麺を楽しむことにした。
だし醤油が麺にあってない。さしみ醤油に近い気がする。本場讃岐に行ったことないからわからない。
でも麺に合わない気がする。
そいで麺が固い。コシが強いと言うのか。茹でが足りないんじゃないのか?
それに卵。なぜ生卵を入れないのか?
釜揚げだったら、生卵でも十分にうどんと絡んで半熟状態になってくれるだろ。
最初っから半熟卵を割りいれる理由は? 手間もかかってるのに。
もう来ないかもしれない、と思いながらお盆を返却口へ。
「ありがとうございました!」
若いバイトが叫んだ。おいおい。
「まだ会計してないんだけど」と俺は言った。「え?」と半ば焦るバイト。
見るとさっきの注文口から続く長いカウンターの最後にレジがあった。レジの近くにかけつゆの鍋がある。
やっぱりテーブルに着く前に会計する普通のシステムだった。
かまたま頼んで薬味が要らないんだったら麺を受け取ったらすぐ食うだろ。
行列を待ってレジまでお預けだったのかよ、本当は。だったら
「テーブルに着く前にお会計をお願いします!」とかなんとかカウンターの中のバイトに言わせておけよ。
何人もいるんだからよ。こんな人数いるのか?
掻揚作ってそれを並べながら「いかがですかあ!」って大声出してるくせによ。
食い物を目の前にして叫ぶんじゃねえよ。唾が飛ぶだろ。
「何をご注文されましたか?」ってレジ。
適当になんか安いものを言ってもよかったのか?
ちゃんとかまたまの大で会計したけどね。430円だ。
つゆの要らないうどんを頼んだらただ食いできるぞ、この店。混んでる時は。
しっかりしてくれよ。
店を出た足で「うどんや一番」に行った。
かまたまの大を食った。丸亀よりもボリュームがあった。割りいれたのは生卵だった。
生醤油が麺に合っていた。473円だった。
・・・・というよりもここのうどんに慣れてしまったってことか。